2009.05.20 Wednesday

白馬に嫁いだ志乃に会いに。

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    旅友の志乃ちゃんが、白馬に嫁に行った。
    朝の新宿駅の京王線地下通路を、流れに任せて牛歩で進んでいた生活から一転して、旅館の女将になったのだ。
    新宿から高速バスで4時間半、白馬に降りるとうっすら日焼けした志乃ちゃんが出迎えてくれた。
    元気そうでほっとする。

    一緒に白馬近辺を回った。

    代掻きを終えた水田を見て、「ここはうちと一緒だー。あそこはもう田植え始めてるー、うらやましー」とか言ってる志乃ちゃんは、すっかり白馬の女将になっていた。

    美しすぎる北アルプス。

    昔から、白馬の人は、雪が溶けたときにできる山肌の模様で田植えの時期などを選んでるらしい。志乃ちゃんのお義母さんは、毎年見てるけど、毎年美しいって思うんだって。
    志乃ちゃんもここで子を産んで育ててくんやね。


    畑の近くで山菜を探す志乃ちゃん。
    夕食には採れたての山菜や自家農園の野菜が並んでいた。
    米作りだって、山菜採りだって、女将だって、何でも初めてで大変だろうと思う。でも志乃ちゃんは、「ホームシックはもう来ないと思う」と言っていた。
    これからゆっくり白馬のことを知ってくつもりだと。


    今月末、2人はこの神社で式を挙げる。
    おめでとう。
    2009.03.04 Wednesday

    3日目は雲仙。

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      「週末は雲仙温泉に宿取ったから」と友人。
      雲仙って...
      小学校の頃、外人の火山研究者が乗り込んで巻き込まれてた噴火があったことを思い出し、出発前にググってみたらやっぱり雲仙普賢岳だった。
      そんな所に泊まれるのかと思ったけど、昔から避暑地で有名な温泉郷みたい。

      福岡からバスで佐賀を抜けて長崎の端っこまで3時間半。
      着いたとこから湯けむりと硫黄に包まれる。

      右手が宿泊した九州ホテル。雲仙は山に囲まれたリゾート温泉という感じ(広いゴルフ場が見えたから)で、同じ温泉街でも先日の嬉野と街の雰囲気が全く違った。


      早速、微妙な営業時間が気になるロープウェイに乗って普賢岳を見に行く。

      ロープウェイからは溶岩の流れた後が見えた。


      隣の山の麓には神社があった。
      鳥居の先に澄んだ空が見える。
      朱印してもらいたかったけど無人だった。

      神社をさらに進むと小さい展望台があって、
      そこから普賢岳の火口を見た。
      昔テレビで見た普賢岳は嘘のように、
      おとなしい、ひなたぼっこしてるお爺さんみたいな山になっていた。

      そして、

      軽いトレッキングの後は雲仙湯あがり麦酒をくいっといった。


      やりすぎな見栄えのガネちゃんぽん(ガネ=渡り蟹)も。

      お腹も満たされたところで地獄谷を散歩する。
      奥へ奥へ入っていくと、硫黄濃度が上がってきて、ごぼごぼ湧き出る源泉はかなり地獄度が高かった。
      ここは昔はキリシタンの殉教地だったらしい。

      日が落ちると一気に火サスっぽくなってきた。
      今もそういう名所みたいで、「その一歩を思いとどまって。私たちがそばにいます」みたいな民間アナウンスが流れていた。

      雲仙温泉もほんとにいい湯だった。
      3度入った温泉は毎回違う色をしていて、1度目は無濾過な硫黄が手の平に貼り付いて、乳黄色に近かった。そして明け方のお湯は透明度が上がっていてすべすべになった。

      翌朝、雲仙を出て次の街に向かうバスの中、
      あっ!!!

      隣町にどこかで見たことある人がいた。
      日本の街1つ背負わされちゃって...ご苦労様です。


      2009.02.23 Monday

      2日目は嬉野。

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        嬉野。
        地名が何となくずっと気になってて、泊めてもらってた福岡の友人が仕事だった日に、1人でふらりと行ってきた。

        事前にちょっと調べたら、何でも嬉野には日本三大美肌の湯が湧いていて、そのお湯で湯豆腐を作ると角がとれ、豆腐が溶けて最後は乳白色になるらしい。
        むむむです。
        行かない訳にはいきません。
        福岡から1時間半、バスで街の小さな停留所に到着した。
        まずは、美肌の神様のいるという豊玉姫神社へ。

        豊玉姫の使いのなまず様に嬉野の聖水をかける。
        買い物帰りにお参りに来ていたおばあさんに、
        「お姉ちゃん、ここは効くからよう拝んどき(佐賀弁がわからないから関西弁に変換)」
        と力強く言われたので、
        『たるみoff!しわcut!』
        とかAAな欲望が頭をよぎったけど、なまず様の透き通った白い肌に見透かされたような気持ちになって、
        『顎の下の吹き出物が消えますように』
        と結局具体的で、評価できそうなところに的をしぼって拝んだ。


        嬉野は街全体がこぢんまりしてて、昼間は人もまばらだった。
        でもさびれた温泉街独特の閑散とした感じはなくて、街の人は気さくで、ぶらぶら散策してると、すれ違いに「こんにちわ〜」と声をかけてくれた。


        たくさんある立寄湯に迷いながら、奥まった落ち着いた感じの松園を選んで入る。

        そしたらまたまた貸し切り。泉質は透き通ってるのにとろんとしていた。
        そりゃお豆腐も溶けるわ。もちろんつるつるに。

        そして、浸かったあとは、嬉野温泉美肌の湯豆腐。

        この写真じゃわかりづらいけど、お豆腐の角がとれてまるくなってます。さらに煮ると完全にお豆腐が溶けてしまう。地元の人は、この乳白色で焼酎を割るらしい。
        嬉野割り...!いや、美肌割りか...!
        実は、この温泉水の真空パックを買ってきてて、一回自宅で試したんだけど、やっぱり溶けたよ。ぅほっほーいです。
        まだ2パックあるんです。嬉野割りしたい人は早い者勝ちです。


        帰りに佐世保に寄って、佐世バーを。
        完全に嬉野に染まって過剰に期待をかけてた私には、パテが思ったよりも薄くて残念でした。
        2009.02.16 Monday

        夜勤明けに、福岡。

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          突然舞い降りてきた3連休(インフル休みとは別ね)に、福岡に行ってきた。


          ニラがきちんと並んでいてオーソドックスなもつ鍋は越後屋
          揚げ豆腐に柚胡椒が練り込んであって、こってりしてるのにさっぱりしてた。
          あーーーーん、もうおいし杉。


          カリっと一口サイズにぎっしり具材が詰められた鉄鍋餃子は鉄なべ
          果てしなくビールとの相性が良くて、女子2人で4人前を平らげた。
          あーーーーん、これまたおいし杉。

          佐賀と長崎も訪問してきましたので後ほど。
          2009.02.12 Thursday

          筑波山ひとり登山。

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            高尾山に登って、『岳』を読みふけって、
            最近山登りが気になってます。

            ネパールや群馬でも視線の先は自然と山を探していて、
            今までは山を見ると、「きれいな山やなぁ...」で終わってたのが、
            「あの山登ってみたいなぁ...」と思うようになった。
            で、この前インフルで謹慎中に家でじっとしてられなくて、
            筑波山に登ってきました。(今思ってもバカチンな行動)


            筑波神社でかなり遅い初詣と今年の初朱印を済ませて、
            鳴らしごたえのあるおっきい鈴をがしがし回してぱんぱんと手を叩く。

            筑波山は、職場の窓から想像していたなだらかな斜面は嘘のように、
            急でぬかるんでいて、ごつごつした石と太い根っこが這っていた。


            登山者も少ないから、濃霧に囲まれると途端に心細くなる。
            振り返っても何も見えないから、渋めの鼻歌でごまかした。


            1時間半近くかけて、女体山頂へ。

            ...快晴だったら富士山や赤城山やトーキョーが見渡せるみたいだけど、
            この日は一寸先の足場もわからないくらい濃霧につつまれてた。
            他の登山者の肩の落ち具合でがっくり度がわかっていただけると思う。
            でもやっぱり頂上はいい。迷ったけど、登ってよかった。
            快晴の日に、また来よう。

            下山した後は麓の温泉街へ立ち寄った。

            平日の夕暮れ前だったこともあり、貸し切りでパノラマ露天風呂。
            頭に手ぬぐいのせて、今度の鼻歌は調子がよかった。

            インフルから復活して、職場の窓から筑波山を眺める。
            前までよりも輪郭に手応えがあった。
            「この間、登ったんですよ、筑波山。」
            ある患者さんに話すと、
            「筑波山に登った人は、次は箱根の金時山に登るんだよ。」
            と教えてくれた。
            箱根...!
            温泉、地ビールもあるかも!

            2009.01.27 Tuesday

            群馬に上毛かるた。

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              この前、群馬に行ってきた。初群馬。
              大変恐縮ながら、県庁所在地もぱっと浮かばないし、群馬と言えば『だるま弁当』しか出てこない。(しかも、母がお土産で買ってきて、それを職場にお弁当で持ってったら、群馬出身の先輩に、『なになに〜群馬に行ってきたの?』と訊かれて知った。)
              そんな群馬ノンフリーカーな私を一晩で群フリにしたものが、コレ↓


              上毛かるた
              何でも、群馬県人なら上の句読めば下の句すべて言えるらしい。
              右上の絵は、『鶴舞う形の群馬県』という一枚なんだけど、生粋の群馬県人トサカいわく、群馬人に出会ったら、
              「鶴舞う形のどの部分なんですか?」
              と訊けば群馬人との距離がぐっと近くなると。
              今度患者さん来たら訊いてみようっと。

              『日本の将来を担う小さい方が、その郷土群馬県をよく知り、そして郷土を愛するようになっていただきたいために作ったものです。』
              『小さい方』という説明書きの敬意の払い具合もよろしかった。群馬文化協会の方の狙い通り、少なくともトサカ夫婦は、各々が上毛かるたで育ち、出会い、結婚して立派な群馬県人になった。

              たまたま『クライマーズ・ハイ』を読み始めていて、日本航空墜落事故も群馬だったなと思う。
              何となく、「生存者って何人だったっけ?」とトサカに訊くと「4人」と即答が返ってきた。
              ...トサカは群馬人なんやねぇ。
              この間の1月17日、夜勤明けで「地震が起きたのは何時だっけ?」と患者さんに言われて、「5時46分です」と即答して、「ややや〜、貴女は神戸の人ですね。」と言われたように。



              翌日は草津温泉へ。
              名湯につかった帰り際、
              「右上の石籠は上毛かるたの絵に使われているんだよ。」とトサカがそっと教えてくれた。
              恐るべし、上毛かるた。

              2008.12.14 Sunday

              急ぎ足で、京都。

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                先週末、大阪に所用があって神戸へ帰った。
                12月の初旬と言えば、紅葉。
                紅葉と言えば京都。
                紅葉の京都と言えば東福寺!!!
                と鼻息荒く、新幹線途中下車して愛する東福寺へと向かう。

                秋の東福寺は4年振り。陽が落ちる前に、懐かしい道を急ぐ。
                思ったよりもすれ違う観光客が少ない。
                もしかして...散った?焦る気持ちを抑えて臥雲橋に辿り着く。

                ...遅かった。あの3年間見続けた通天橋の燃える紅はほとんど落ちて、細く寂しく突き出る枝が冬の準備を始めていた。
                興奮してて気付かなかったけど、トーキョーに比べて京都はかなり寒かった。

                翌日は神戸を早めに出て、丹波のばあちゃん経由で再び京都へ。

                京都に居た頃からずっと行きたかった源光庵。
                『悟りの窓』からの紅葉は何処へ...
                でも人は少なかったから窓を独占できた。

                まぁ、ここ数日ぐぐぐと冷え込んだし、散っても仕方ないと腹をくくってはいたけれど、

                ...ちょとこれは悲しかった。
                紅葉の絨毯どころか、絨毯はすでにまとめられてしまっていた。
                ここでドングリコロコロしたろか...!と思う。


                でもその後、大徳寺の敷地内で私の大好きなミレイ先生の庭園を新たに発見できてよかった。
                右側で佇むのは、母さん。朝早くから運転ありがとう。


                そして、急ぎ足で、帰京。

                2008.11.28 Friday

                高尾山に登ってきました。

                0


                  11月最後の3連休、高尾山は秋色に染まって紅葉真っ盛り。
                  人も真っ盛りで、高尾山口に8時30分に集合して正解だったと登山部メンバーで何度も言い合った。

                  高尾山頂から小仏峠までの山道が一番見頃やった。
                  『紅葉は下から見上げた方が、空に透けてきれいなんだよ。』と昔好きだった人が言ってはったわ...
                  私がおセンチなことを思い出し、登山部メンバーで真っ赤な紅葉の下で木漏れ日を受ける。
                  何だかドリカムの歌詞みたいで恥ずかしくなった。


                  2008.10.31 Friday

                  おやじ、きのこ狩りの格言。

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                    朝、今日のおやじの予定を訊くと、今夜のフランス人客の為にきのこを狩りに行くと言う。
                    「一緒に行ってもいいですか。」
                    みそ汁をすすりながら思い切って言ってみた。赤味噌のきのこ汁、染みる。
                    「...いいよ。」
                    おやじの鼻は今日も赤い。
                    おかみさんのゴム長を借りて、おやじのお気に入りだというダムサイドの山まで車で行った。


                    山道を行くおやじ。腰に巻き付けた籠(びく)が似合いすぎ。
                    このままゆっくり歩いて、小鳥のさえずりを聞きながらきのこ狩りか...
                    なんて呑気におやじの後を付いて行ってたら、


                    突然道をそれて急な斜面に入り出した。
                    余裕のない体勢。普段使わない筋肉が悲鳴を上げる。

                    『人の歩く所にきのこは生えてないよ。こうやって分け入って探さないと。あと、誰かが通った道はだめ。他の人と違う道を進んでいかないと見つからないよ。人生と一緒。』

                    ...ほう。

                    ほんとにこんな所にきのこはあるのかと始めは不安だったけど、落ち葉の色に目が慣れてくると、視界にぽつぽつと傘が見え出した。
                    ヨシコ(以下ヨ)「おいさん、きのこあったよ。」
                    おやじ(以下お)「それは食不適。」
                    ヨ「じゃあこれは?」
                    お「それも食不適。」
                    ヨ「...」
                    おやじのふるいはなかなか厳しい。食べれるきのこに出会えるんやろか...

                    『腰を低く。きのこのと同じ高さになって探さないと見えないよ。』
                    おやじのびくには次々と選ばれしきのこ達が入っていく。

                    小さい頃、春になるとばあちゃん家の近くの山でワラビ採りをした。ばあちゃんの腰は常に低度を保って、そのままの角度で水平移動をしてたなと思い出した。

                    腰を屈めて這うように斜面を登って行く。
                    ふかふかした落ち葉の下に...っと、これは自身有り!

                    ヨ「おいさ〜ん、これはこれは?」
                    お「どれどれ....おっ、キシメジだ。これは食素敵!」
                    そっと落ち葉をはらって、根元を確かめたら軽く力を入れる。


                    採れた!
                    傘の裏を返すと、みずみずしい食べごろのヒダがはいっていた。
                    ここからは自身がついたのか、次々ときのこ探知機センサーが鳴り出した。


                    これはアブラシメジ。
                    その他にも、コムソウ、マツタケモドキや食素敵きのこがおるわおるわ。

                    急斜面の斜め歩行にも慣れてきた頃、各々が散っての単独狩りに入る。
                    「誰かの声が聞こえる所にいること。」とおやじには言われたけど、目を凝らして地面を追ってたら夢中になってて、気付くと1人になっていた。
                    軽く汗ばんでふと顔を上げると、冬の準備を始めた奈良井の山が色づこうとしていた。

                    2008.10.27 Monday

                    日々是絶景。

                    0
                      奈良井には夜に到着した。



                      ホームページの宿一覧の一番上にあった、おやじの宿『あおき』に泊まる。
                      夕飯は、おやじの釣り貯めた鮎の塩焼き、採れたてのきのこ鍋、採れたてのきのこおろし、つやつやの新米やら、期待通りの郷土料理がたくさん出てきた。
                      「大きいきのこはそのままポンっといれて煮た方が、繊維の筋がね...しっかりはいってておいしいんよ。私はその方が好き。」
                      おかみさんのきのこ鍋は土の香りがした。
                      控えめなおだしの中で鴨肉や、きのこや長葱が素材をしみ出しながら音を立てる。



                      太い梁の組まれた高い天井に、ぐつぐつと湯気がのぼってきた。
                      「明日あたりからぐっと冷え込んで山が染まり出しますよ。」
                      おやじはよかいちをのみながら上機嫌のようだった。赤っ鼻がさらに紅潮して天狗みたいになっていた。春は山菜を採り、夏は鮎を釣り、秋はきのこを狩り、冬は何してるんだっけ...おやじのその日暮らしは聞いてるだけでうらやましくて何度もため息が出た。
                      元来田舎暮らしストさんかと思ってたら、昭和30年代の新婚生活は高円寺だったらしい。

                      「起きたら、縁側を開けて見て下さいよ。おいさんの宿の自慢ですから。」
                      部屋に戻る帰り際、おやじの言い方はさりげなかったけど、背中が『奈良井の本気、見せたるわ』と語っていた。

                      翌朝、WGMに起こされる。まり姉はまだ夢の中。
                      顔を上げると締まった空気の中、昨夜暗闇に隠れてた山が襖を額縁に、こちらを向いて鎮座していた。



                      おやじは毎日この絶景をみてるんか...贅沢すぎる。
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